2025年6月30日、私は64回目の誕生日を迎えました。
40年勤め上げた会社を60歳で定年退職し、現在はその孫会社で再雇用という形で働いています。収入は大幅に減り、仕事内容は以前よりも厳しい。精神的にも体力的にも、毎日がギリギリ。正直、何度も辞めようかと悩みました。
しかし、そう簡単には辞められません。
55歳で購入したマイホームの住宅ローンは、まだしっかり残っています。
再雇用とはいえ、年に二度のボーナスが出ることだけが、いまの生活の大きな支えです。
それがあるから、なんとかやり繰りして、趣味の時間やささやかな楽しみにも手を伸ばすことができる——そんな毎日を送っています。
再雇用という現実と、シニア世代の「働く選択」
定年を迎えても、すぐに完全リタイアというわけにはいかないのが、いまの時代のリアルです。
私のように、再雇用先で心身をすり減らしながら働く60代は少なくありません。
待遇も、業務内容も、働く意欲も、若いころとはまったく違います。
でも、「辞めたら生活が回らない」「年金まであと少し頑張らないと」と、歯を食いしばって踏ん張っている——そんな姿が、今の“定年後”の一側面だと思います。
実際、同じような境遇の同年代の知人ともよく話すのですが、
「定年したら自由気ままな生活が待っている」と期待していたのは、20年前までの話。
今や、65歳まではフルタイムで働くのが当たり前、70歳まで働くのも珍しくない世の中になりました。
もうすぐ年金生活へ。繰り上げ? 繰り下げ? 迷う現実
64歳になった今、私の頭の中にあるのは「年金」のことです。
あと1年すれば、いよいよ老齢年金の受給が始まります。
ただ、悩ましいのが、「繰り上げ受給」と「繰り下げ受給」の選択です。
繰り上げ受給を選べば、早くお金が入りますが、一生減額されたまま。
一方で繰り下げれば受給開始は遅れるけれど、支給額は増えます。
どちらが正解かは、その人の健康状態や家計、ライフスタイルによって変わると思います。
このあたりの悩みも、今後ブログで情報を整理しながら綴っていくつもりです。
年金制度の仕組みや、具体的な受給額の目安など、私なりに調べてシェアしていけたらと思っています。
老後の生活は「不安7割・希望3割」くらいがちょうどいい?
年金のこと、健康のこと、住宅ローンのこと。
60代ともなると、老後に対する不安がどんどん現実味を帯びてきます。
最近では、老後破産や孤独死といった言葉もよく聞くようになりました。
ニュースを見れば「老後資金は最低でも2,000万円必要」なんて情報も飛び交っていて、気が重くなることもあります。
でも、その一方で、「第二の人生」を少しずつ楽しむ工夫も必要だと感じています。
私は街ブラが好きで、時間があるときには近所をゆっくり散歩したり、
ちょっとしたガジェットをいじってみたり、動画編集に挑戦したりしています。
晩酌も、ささやかながら楽しみのひとつ。小さなことでも「楽しい」と思える瞬間を重ねていくことで、不安ばかりに囚われずにすんでいるのかもしれません。
このブログを通じて、60代シニア同士がつながれる場所に
このブログ『定年オヤジの道草ライフ』は、そんな私の第二の人生の「道草記録」です。
定年を迎えてもまだ働く必要がある現実。
老後資金や年金の悩み。健康と体力の不安。
でもその中で、ちょっとした「楽しみ」や「自由」を見つける喜び。
このブログでは、これから少しずつ、そんなシニアのリアルライフを綴っていきます。
「定年後、どう生きていくか」
「年金はいつ受け取るのがベストか?」
「60代からでも楽しめる趣味は?」
そんなテーマに共感していただける方に、ぜひ読んでいただきたいです。
今後は、「年金繰り上げ・繰り下げの体験談」や、「働くシニアの実情」、「シニア向けの副業情報」など、現役の“道草中シニア”として、リアルで実用的な情報を発信していきたいと思っています。60代の生き方に「正解」なんてない時代だからこそ、
同世代の皆さんと一緒に、悩みながら、笑いながら、歩んでいけたら嬉しいです。
人生は、まだまだ“道草”の途中。 これからも、よろしくお願いいたします
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