先日、家族みんなで栃木県下野市で開催された「しもつけ燈桜会2025」へ行ってきました。
メンバーは、私と妻、次男夫婦、そして可愛い孫の4歳男の子と2歳男の子、さらに長女夫婦という
賑やかな一行です。

■ 夕焼けと灯籠のコントラストが美しい天平の丘公園
まだ明るさが残る18時頃に会場の天平の丘公園に到着。
駐車場に設けられた展望台からは、夕焼け空と会場の景色が一体となり、すでに美しい眺めが広がっていました。夕日のオレンジ色が、これから始まる幻想的な光景への序章のようです。
■ 1300年の歴史を感じる幻想的な燈籠の灯り
幻想の6000灯が照らす夜

あたりが徐々に暗くなるにつれて、6000個もの燈籠がその姿を現し始めました。
一つひとつが優しく灯り、会場全体を包み込むような、言葉にできないほどの美しさです。
ゆらゆらと揺れる灯りは、まるで夜空に瞬く星屑のよう。

この「しもつけ燈桜会」は、約1300年前の国分寺で人々の幸せを祈って行われていた法会を現代風にアレンジしたものだそう。
幻想的な燈籠の光を見ていると、悠久の時を超えて、いにしえの国分寺の情景がふと蘇るような、そんな不思議な感覚に包まれました。

孫たちも「きれい〜!」と目を輝かせながら走り回り、
大人たちはスマホやカメラを片手にそれぞれの瞬間を切り取っていました。
私もDJI Osmo Pocket 3を手に、家族の笑顔と燈篭の揺らめきを動画に収めました。
■ 家族で共有したひと夏の灯り

特に印象的だったのは、暗闇の中に浮かび上がる燈籠の列。
その淡い光は、あたりを静かに照らし出し、昼間とは全く異なる幻想的な空間を作り出していました。孫たちは、初めて見るたくさんの灯りに目を丸くし、興奮した様子で指をさしていました。
展望台から見下ろす景色も素晴らしかったのですが、実際に燈籠の近くを歩いてみると、一つひとつの灯りが持つ温かさをより一層感じることができました。カップ型の燈籠にロウソクの火が灯っている様子は、どこか懐かしく、心安らぐ光景です。

特に目を引いたのは、ふくべ細工の燈篭。
地元特産品のひょうたんをくり抜いて繊細な模様を施した作品たちは、
中に灯された光がレースのように広がり、地面や周囲に幻想的な影を描き出していました。
来年も絶対行きたい!しもつけ燈桜会

思えばこの規模の夜のイベントに家族全員で来るのは久しぶり。
特に孫たちにとっては「夜にお出かけ」すること自体が特別な体験だったようです。
燈桜会のやさしい灯りの中で、
大人たちは心を癒され、子どもたちは思いきりはしゃぎ、それぞれが自由に、ゆったりとした時間を過ごすことができました。
帰り道、抱っこされた孫の「また来たいね…」の一言に、
この夏の思い出が、心に灯る一つのあかりとして刻まれた気がしました。
下野市の新たな夏の風物詩「しもつけ燈桜会」。
機会があれば、ぜひ一度訪れてみてください。
きっと、時を超えた美しい光景、そしてふくべ細工の燈篭が醸し出す幻想的な光に心惹かれることでしょう。
YouTubeでも配信していますので、ご覧ください。
コメント